July 30,2010

「紅花摘みワークショップ」山形県 米沢市

2010年7月10日土曜日に、山形県の米沢市へ「紅花摘み」ワークショップに行ってきました。

126年続く老舗の袴屋さん、新田三代目ご主人、新田秀次さんが紅花と出会い今日に至っているそうです。その魅力とは化学染料では表現できない品のいい色相で日本人の美的感覚にぴったり来る物だそうです。

紅花とは、キク科ベニバナ属の一年草、高さは1mくらい。4月頃種まきをして7月頃開花します。 とげがある種類と無いものとありますが、染め物にはとげのある方が向いています。 花は始め黄色い色で花びらの下のほうから赤くなっていきます。 この花びらの中に水に溶ける黄色い色サフェノールイエローと水に溶けない赤色カルサモンが含まれていて、黄色やピンクや紅色に染めることが出来ます。

原産地はエジプトで、シルクロードを渡って今からおよそ1400年前に日本にやってきました。 山形では室町時代より米沢で栽培され、口紅や友禅染の原料となり盛んに使われるようになりましたが、だんだんと化学染料におされていきました。 郷土産業の一つとして見直されて再興に全力を挙げて取り組まれ、昭和57年には県花となっています。

今回、その紅花の良さを知ってもらおうと企画された紅花摘みワークショップに アイシス編集部がお邪魔してきました。 植物染めの中でも特に手間のかかる紅花染めの工程の 紅花摘みと、洗って足で踏む作業を手伝いました。

紅花染めの工程 紅餅作り

  1. 紅花の収穫
  2. 水洗い・・・葉っぱやごみなどを取り除く。(ごみがあると踏んだ時に痛い)
  3. 足でよく踏みしめて発酵を促す
  4. 水を足してムシロをかけ二、三日寝かしておく
  5. 酸化して粘りが出た紅花を杵と臼でつき、団子状に丸める
  6. 丸めた紅花を乾燥させる
  7. 乾燥したら紅餅の完成

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Photo 01 : 新田さんのお宅へ無事到着です。米沢駅からだと徒歩で30分位かかります。お邪魔します。

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Photo 02 : 新田さんの事務所前です。いつもお世話になっております。おしょうしな。(山形弁でありがとう)

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Photo 03 : 紅花畑の写真です。今年は悪天候で開花が遅かったのですが、きれいな黄色のお花を咲かせてくれました。花びらは黄色からだんだん空気に触れて酸化して赤くなっていきます。

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Photo 04 : 紅花摘みの様子。山形市内、宮城、東京からの参加者もおられました。 花びらは摘んでもまた下の実の部分から伸びてきて合計で3回も花びらが採れるそうです。


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Photo 05 : よく見ると蟻も混じっています。1時間位の作業でした。

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Photo 06 : 皆さん夢中でやっていました。成果ありみたいです。


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Photo 07 : 採れた花びらを水で洗います。本当に当日は天気が良くて暖かかったです。 ごみや葉っぱを取り除きます。

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Photo 08 : 発酵を促す為に足で踏みます。ワイン作りと似ていますね。 踏んだ感触はカニの缶づめ見たいだそうです。踏んでいるとだんだんと赤くなっていきます。お手伝いはこの作業まで。


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Photo 09 : 水を足してこの上にわらを掛け、陰干しにします。2,3日置いて更に発酵が進んだらその後臼でついて紅餅にします。

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Photo 10 : 作業場で紅皿を見せていただきました。この赤を出すのがなかなか大変で材料も手間隙もかかります。紅花で作った口紅は口に入っても安全だそうです。


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Photo 11 : 紅餅、団子、染めの時に使う灰などです。新田さんのお宅では、事務所、作業場、お店、住居が一緒になっています。お家の中は迷路のようです。

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Photo 12 : はたおり機です。先程ワークショップで一緒にお花を摘んでいたスタッフの方々が作業をしておられました。


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Photo 13 : おり機に使うパターンです。この写真のパターンは紅花の花の模様です。おり機は手動と自動があり手動の時はパターンは使いません。織り手の頭の中に入っているそうです。

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Photo 14 : たくさんの糸が紡がれています。糸巻きが滑らないように砂利が轢かれています。


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Photo 15 : 新田さん一押しの糸巻き杼(おり機で横糸を織る時に使う道具)ストラップです。クヌギや黒柿の木から出来ています。こちらの写真はクヌギです。

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Photo 16 : 全部草木染めで染められています。キレイデス。


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Photo 17 : 山形名物 さくらんぼと紅花クッキーが お茶請けに振舞われました。黄色の実は熟してない訳ではありません。南陽と言う種類であまり出回らない珍しいものらしいです。赤いのは佐藤錦。

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Photo 18 : 新田さん宅の中庭です。すばらしいお庭です。前日に植木屋さんが来て手入れをしてくれたそうです。ワークショップもひと段落。お庭を見るとほっとします。